第二回【北海道のいいこと】
「後世の子供たちにより緑豊かな地球をのこしたい」という想いに賛同し、Do well by doinggood.jpも活動を応援している、Green Ponta Actionで開催中の『森づくり応援プロジェクト』。10月の応援地域は北海道です。10月17日(日)、北海道美幌町に植樹をしPontaの森が誕生しました。Pontaの森についてはGreen Ponta Actionのnote(https://note.com/gpa)で発信されているので、ぜひご覧ください。サステナブルな取り組みが盛んな北海道。その中からDo well by doing good.編集部が今回注目した“いいこと”をピックアップ!
北海道のいいこと①足寄町・下川町・滝上町・美幌町の4町が連携して取り組む「持続可能な森林 (もり)づくり」
道北の下川町、道東に位置する足寄町、滝上町、美幌町は、豊かな森林資源と自然環境に恵まれている町です。この4町が連携し取り組んでいるのは「持続可能な森林 (もり)づくり」。2008年に「北海道森林バイオマス吸収量活用推進協議会」を設立し、町有林の持続的な利用を推進することとともに、地域経済の活性化や低炭素社会の実現に向けた取り組みをしております。
現在はカーボンオフセット事業を実施中。北海道の豊かな森林や自然環境を守り、次代につなげていく「持続可能な森林 (もり)づくり」を、進めています。
カーボンクレジットの使用用途は、各町で収益金を基金に一旦積み立てたあと、森林整備費用や母樹園整備費用、下刈り機械等の購入費に充当しています。
北海道のいいこと②足寄町・下川町・滝上町・美幌町の取り組みの中で、編集部が注目した“いいこと”
●4町連携による間伐促進型森林づくり事業
間伐の実施により「適正な森林管理による二酸化炭素吸収量の増大」「持続可能な森林経営の実現」「地域活性化」が期待されます。
各町で取り組んでいる事業は、二酸化炭素の削減や、町民への地球温暖化対策の普及啓発にも役立っています。
●足寄町森林バイオマスエネルギー活用事業
森林資源(カラマツ)の未利用資源を活用。この資源で形成された木質ペレットを燃料とするペレットボイラーを、役場庁舎及び子どもセンターに設けました。
●下川町役場周辺地域熱供給システムバイオマスエネルギー活用プロジェクト
木質ボイラーを主とする地域熱供給施設から役場庁舎や公民館等に、暖房用の熱を供給する「地域熱供給システム施設」を整備しております。
●滝上町ホテル渓谷木質バイオマス活用プロジェクト
公共施設「たきのうえホテル渓谷」に木質チップを燃料とするチップボイラーを導入。化石燃料から脱却したエネルギー利用を促進しています。
●美幌町峠の湯びほろ木質バイオマスボイラー活用プロジェクト
化石燃料に替わるエネルギーとして、公共温泉施設「峠の湯びほろ」に木質チップボイラーを取り入れています。
北海道のいいこと③下川町の木材で作る、曲線美が特徴的なうつわ
下川町の環境に惹かれ、2015年に移り住みこんだという静岡県出身の臼田健二さん。臼田さんはこの地でうつわや一輪挿しなどを作っています。町の約9割が森林を占める下川町。その森林資源を活用した町づくりのひとつに、うつわ作りという形で臼田さんも携わっています。
うつわ作りはチェーンソーで丸太を挽割ることから始まっています。生の状態で削り上げ2週間ほど乾燥。食用のクルミオイルを塗って仕上げているとのこと。これらの工程を臼田さん一人で行っています。
臼田さんが作るうつわは、一点一点表情が異なりなめらかな曲線美が特徴的です。
うつわ作りで使用するのは、下川町で育った木材。それも燃料として使われていた木材や、臼田さん所有の森で手入れの際に出た間伐材で作ります。
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他にもいろいろ! 北海道の“いいこと”
●下川町 NPO法人森の生活
「森林をいかし、人々の心豊かな暮らしと持続可能な地域づくりに貢献します」というビジョンを掲げている「森の生活」。満月の夜の森歩きや、化石さがしを楽しめるもりさんぽといったプログラムを体験できます。
●滝上町観光協会
http://takinoue.com/category/taiken/
色彩と香り溢れるまち滝上町。フライフィッシング体験や農家見学体験といった体験型のメニューを豊富にご用意しております。
●びほろ暮らし 美幌町移住定住情報サイト
https://www.bihoro-iju.com/life/interview/
美幌町の情報が満載。美幌町に移住した方たちのお話など、移住に必要な情報を知ることができます。動画や写真を使って紹介しているので、美幌町への移住を検討される方は必見です。