ゴリラのためにもビニール袋を禁ず! ルワンダの脱プラ
海を守る、持続可能な社会への方法は、さまざまにあっていい──。各国のユニークな取り組みからは、文化の違いも見えてきます。今回は、ルワンダの取り組みをご紹介します。
アフリカではじめて
プラスチックバッグを追放
脱プラスチックが進むアフリカのなかでも先駆けてビニール袋の禁止に踏み切ったルワンダ。
野生のマウンテンゴリラが生息する自然豊かな国で、エコツーリズムなど観光産業が外貨獲得の大きな手段だったため、2008年に大統領の肝入りで政策を開始したのだ。
医療用など一部を除いて、街では紙のエコバッグを使うことが一般的になり、空港では監視員が観光客によるプラスチックの持ち込みを阻止している。いまでは首都キガリは、アフリカでもっともキレイで、一番安全といわれるほど目覚ましい発展を遂げる結果になった。
●情報は、FRaU SDGs MOOK OCEAN発売時点のものです(2019年10月)。
Text:Toyofumi Makino Edit:Asuka Ochi
Composition:林愛子