地球にやさしく、ハイセンス! サステナブルを追求するブランド5選
わたしたちの生活を楽しく、豊かにしてくれるはずのファッション。その産業が出す排水が、世界全体の20%を占めているということ、ご存知でしょうか。決して海を汚すことなく、サステナブルな本質を追求し、牽引し続けるブランドを紹介します。
Stella McCartney
環境を大切にし、自然と共生することが大切と考え、できるだけ多くのサステナブルな素材を提供することにより環境を豊かに。そんな未来へとつなげていく活動を発信し続けている「ステラ マッカートニー」。海洋から拾得した漁獲用の網といった廃棄物をリサイクルした再生ナイロン素材をバッグやライニングに使用し、海洋保護への意識を高めている。
Upcycle & Araks
「アップサイクル」はリサイクルTシャツをメインにスタートしたブランド。製造工程で生じる生地のハギレなどを最小限に抑えたり、アメリカ国内から集めたペットボトルでリサイクルプロダクトを製造するなどしている。「アラクス」はニューヨーク発のランジェリーブランド。サステナビリティを取り巻く問題について教育と指導を受けるプログラムに参加するなど会社全体で環境と向き合っている。
Marine Serre
過去コレクションの約30%に、ヴィンテージのアイテムを加工したものを取り入れたことでも話題になった「マリーン セル」。エシカルとモードが共存するデザインが特徴的。廃棄され環境汚染につながるような古着を生み出したくはないと、弱冠27歳ながら、オリジナリティある取り組みで、ファッション業界におけるアップサイクルのムーブメントを牽引している。
TIFFANY & CO.
持続可能な発展と環境保護へ継続的な取り組みを行う「ティファニー」。商品に使用されるダイヤモンドなど宝石の多くの原産地でありダイヤモンドのカッティングや研磨の工房があるアフリカ大陸の環境保全をとくに重視している。ゾウのチャームがキュートな「ティファニー セーブ ザ ワイルド コレクション」は売上利益100%を野生動物保護ネットワークに寄付する。
agnès b.
2003年に科学探査船タラ号を保有して以来、地球環境問題に積極的に取り組んでいる「アニエスベー」。世界中の科学者をタラ号に乗せ気候変動の影響を調査し、乗船したアーティストがタラ号にインスパイアされたアート作品を発表するなど、さまざまな切り口から独自に問題と向き合っている。「海の復権」を掲げる瀬戸内国際芸術祭にも出展した。
●情報は、FRaU SDGs MOOK OCEAN発売時点のものです(2019年10月)。
Photo:Masahiro Sambe Styling:Yuriko E Hair & Make-Up:Yoshikazu Miyamoto Model:Hiromi Yamamura Text & Edit:Shoko Matsumoto
Composition:林愛子