東京で活躍した広告マンが、故郷・北海道にUターン→起業して目指すもの
職業や肩書、場所にとらわれず、どうやって働き、どうやって生きるのか。いま、選択肢は広がりつつあります。自分に合う働き方を見つけた方々に聞く、“新しい働き方”のヒント集。今回は、佐野和哉さんを紹介します。
「同じほうを向いている人同士で経済圏をつくる」
長年、博報堂などでクライアントワークを手掛けてきた、さのかずやさん。出身地である北海道に関わりたいと、2018年ころから東京と故郷のオホーツクを行き来し、2020年にUターンすると、札幌市で企画会社「トーチ」を設立。札幌市を拠点に、イベントの運営や、メディアの企画・編集、事業やブランドの開発、宿泊施設経営などをおこなっている。最近では道東のアンオフィシャルガイドブック『.doto』を発行する一般社団法人「ドット道東」をはじめ、他団体との業務提携もスタートした。
「ローカルでの暮らしを楽しんでいる人たちとの関わりを可視化することで、何かをはじめたい個人や企業の受け皿になれたら。ただ、たとえばウェブサイトを立ち上げたい人と記事を書ける人を結びつけるだけでは、マッチングがうまくないことがあるんです。同じほうを向いている人同士での経済圏をつくっていきたい」
●情報は、FRaU SDGsMOOK WORK発売時点のものです(2021年4月)。
Text:Chihiro Kurimoto
Composition:林愛子
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