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オンラインセミナーが話題のUCCは、なぜサステナブル教育に力を注ぐのか【PR】
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オンラインセミナーが話題のUCCは、なぜサステナブル教育に力を注ぐのか【PR】

創業以来90年間にわたって、コーヒー文化を日本に紹介し、広めてきたUCC。日本コーヒー業界のリーディングカンパニーとして、近年はサステナブル教育にも力を注いでいます。コーヒーの楽しみ方からSDGsに向けた取り組みまでを学べる、子どもや学生、一般に向けた多彩なセミナーを実施中。気になるその内容を見学してみました。

小学生から大学生、社会人向けまで、多彩なセミナーを展開

いまから90年も前、日本に「コーヒー」という未知なる飲み物を紹介したUCC。以来、コーヒーそのものはもちろん、その楽しみ方や正しい知識を私たちに伝えてきた。現在もその姿勢は変わらず、子どもや学生、社会人向けなど多岐にわたるセミナーや、仕事体験テーマパーク「カンドゥー」などで教育・啓発活動を展開している。

「コーヒーは毎日の生活に欠かせない」という愛好家は多いものの、「1本のコーヒーの木から、1年間に何杯分のコーヒー豆が採れるのか」という問いに答えられる人は少ないだろう。じつはこれ、筆者が見学したUCCの学生向けオンラインセミナーで出題されたクイズだ。

このセミナーではまず、「コーヒーは世界中の70ヵ国以上で生産されている」「種をまいてから3〜5年で、コーヒー豆が収穫できる木に育つ」といった、コーヒーの基礎知識を学ぶ。その後に前述のクイズが出されたのだが……「40杯分」という正答を導き出せた学生は皆無。「1本の木が育つのに3〜5年かかり、それぞれから1年に40杯分しか採れないのです」と講師から聞かされた学生たちは、「コーヒーは、あって当たり前じゃなくて、貴重なものなんだ!」と驚くことしきりだった。

千葉県の幕張にある親子3代で楽しめる仕事体験テーマパーク「カンドゥー」の「Good Coffee Smile CAFÉ」。カフェ店長が体験できる施設で、コーヒー豆や産地についてだけでなく、SDGsについても学べる

このセミナーの講師を務めたUCCホールディングス・サステナビリティ推進室の願能千瑛(がんのう ちえ)さんによると、社会科見学や工場・会社見学が難しくなったコロナ禍以来、オンラインセミナーの開催依頼が増加しているという。

「生徒、学生向けのセミナーは、小学生から大学生を対象に幅広くおこなっています。『SDGsの基礎から教えてほしい』『17のゴールを踏まえたうえで、UCCがどんな取り組みをしているのか説明してもらいたい』など、ご依頼に応じた内容で展開。小学生にはイラストをたくさんつかってわかりやすく、大学生にはディスカッションやグループワークを採り入れるなど、ニーズにあわせて構成しています」(願能さん、以下同)

セミナーでは、コーヒーやSDGsの基礎知識のほか、「なぜ、UCCがサステナビリティに注力しているのか」についても詳しく語られている。

2001年から始まったUCC品質コンテストは、ベースの品質を上げることで農家の方々の生計向上への貢献を目指すもの。開催20周年を機に、生産者にもサステナビリティ対応の重要性を理解してもらうためサステナビリティ視点も評価項目に追加された

「当社は、『このまま手をこまねいていると、われわれがコーヒーを飲めなくなる日がやってくる』という強い危機感をもっています。コーヒー豆は農産物ですから、それをサステナブルなものにするためには、気候変動や環境悪化への対策が急務なのです。加えてコーヒー業界では、多数を占める小規模農家の脆弱性などが課題となっています。セミナーなどの教育を通じて、次代の担い手になる学生たちとともに、将来について考えることがとても重要です。誰にとっても身近なコーヒーは、こうした教育に、とてもつかいやすいツールだと考えています」

セミナーで語られていたUCCの取り組みは、2040年までにカーボンニュートラルを達成するための施策や、2030年までに自社ブランドを100%サステナブルなコーヒー調達にするプロジェクトなど多岐にわたる。そうした取り組みの成果のひとつが、ファストフードやコンビニのコーヒーにも、サステナブルなコーヒー豆がつかわれはじめていることだそうだ。

小規模農園を技術的にサポート。UCCではレインフォレスト・アライアンスやフェアトレード・ラベルなどの世界的な認証団体と協働し、サステナブルなコーヒー調達に関する取り組みを着実に進めている

セミナーの最後には、「SDGsについて私たちがいまできること」や「認証コーヒーをどうしたら消費者に知ってもらえるか」といったテーマで参加学生間でのディスカッションがおこなわれた。

「学生さんの多くは、SDGsについての知識はあるけれど、具体的に何から始めたらいいのかわからないようでした。節水や、なるべくエレベーターをつかわず節電するなど、いまできるアクションを提案すると、自分ごととして捉えていただけるようです。『コーヒー抽出後の粉は消臭剤になりますよ』とお伝えしたところ、『私はコーヒーを飲まないんですけど、さっそく家族に伝えます!』と言われたこともあります。そんなふうに、リサイクルに対する意識を変えていただけるとうれしいですね」

同社サステナビリティ推進室の願能さん。「これからもおいしいコーヒーが飲めるように、私たちが取り組んでいることを知っていただくよい機会にもなっています。私自身も学びを深め、ときに学生さんたちから教わりながら、セミナー内容を進化させていきたいです」

就活生にとって「サステナブルな会社か否か」は重要

2021年から本格的にスタートしたUCCのオンラインセミナー。1年生の必修科目として「SDGs」を設ける大学が増えるなど、サステナブルな知識が求められる時代にあって、存在意義は大きい。

「以前セミナーをおこなった大学から、『また今年もお願いします』とリピート発注をいただくなど、たしかなニーズを感じています。学生さんの就職活動でも、『社会貢献活動をおこなっている会社かどうか』は重要なチェックポイントになっているようで、『どうせなら、サステナブルな活動ができる仕事に就きたい』という声をよく耳にします。UCCも、そうした学生さんに選んでいただける会社でありたいと、身が引き締まる思いです」

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text:萩原はるな

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