Do well by doing good. いいことをして世界と社会をよくしていこう

コメダが目指す「くつろぎの持続化」
コメダが目指す「くつろぎの持続化」
COMPANY

コメダが目指す「くつろぎの持続化」

世界と社会をよりよくする取り組みを始めた企業を紹介する『Doing Good Company』。第3回は「KOMEDA COMES TRUE. with YOU」を合言葉に、店舖を訪れるお客様と一緒にさまざまな取り組みを行っている株式会社 コメダホールディングス(以下コメダ)。「心にもっとくつろぎを」を掲げるコメダが目指す持続可能な未来について、臼井興胤代表取締役社長と、株式会社コメダ サステナビリティ推進室の小野真菜さんにインタビュー。後編は小野さんと推進室が携わっている取り組みと、この秋スタートした「くつろぎの持続化投票」についてお話を伺いました。

前編はこちら

撮影/前田一樹 インタビュー・文/水谷美紀

コメダのサステナビリティを担う

――小野さんはサステナビリティ推進室に入って2年目だそうですが、今の部署に配属された経緯を教えてください。

小野:もともと大学で環境問題について学んでおり、サステナビリティに関する仕事がしたくて入社しました。コメダは3社目で、以前勤めていたアパレル企業やリサイクル関連の会社でもCSR業務に携わっていました。転職先を探していたときにコメダの「くつろぎ推進室(現:サステナビリティ推進室)」の募集を見つけ、部署の名前が気になったことがきっかけで、応募しました。

――かなり早くから環境問題に関心があったそうですね。

小野:最初に興味を持ったのは中学生の時です。たまたまテレビで『 世界がもし100人の村だったら』という絵本が紹介されていて、その時に初めて世界には自分とぜんぜん違う子どもたちがいることを知りました。その後、高校の部活の顧問の先生がたまたまJICA出身の人で、話を聞くうちに環境問題に関心を持つようになり、今のような仕事をしたいと思うようになりました。


――コメダに入社し、現在の部署に配属されてから携わった仕事について教えてください。

小野:入社したのは2019年の12月ですが、最初に任された仕事が、コメダのお店に掲示しているオリジナルの「SDGsカード」のネタを集めることでした。このカードは国際協力NGOセンター(JANIC)のフォーマットをコメダらしくアレンジしたもので、お客様にいつも通りコメダでくつろいでいただきながら、楽しんでSDGsを理解し、気づき、行動できるように工夫しています。無理せず、 できる小さな行動がSDGsにつながっていることを知っていただくきっかけになればと思って制作しています。


――SDGsカードはコメダに欠かせないものとして親しまれ、人気になっています。

小野:現在SDGsカードは90枚以上ありますが、サステナビリティ推進室が考えるばかりではなく、お店で働いているスタッフから「こんなカードが欲しい」という希望をいただき、一緒に考えて作ることもあります。見てくださっているお客様も、コメダで働いているスタッフも、このカードをきっかけにSDGsを少しでも気にするようになっていただけたら嬉しいですね。

再生可能エネルギーの導入、コメダの森、食育授業

――他にもさまざまなプロジェクトを推進されていますね。

小野:今はCO₂の排出量の算出や、再生可能エネルギーを店舗や工場、事務所に導入することが一番大きな仕事です。直営店と工場は来年春頃までには再生可能エネルギー100%の電力に契約を変えていく予定です。FC加盟店様にも紹介し、ゆくゆくは全店で再生可能エネルギーを導入できるように準備をしています。その他にも「コメダの森」での森林保全活動では、サステナビリティ推進室が中心となり、月に1回森林の整備や、間伐、植樹、散策路づくりなどを行っています。今年の4月には「コメダ部(コメダファンサイトの会員様)」を「コメダの森」へ招待し、体験イベントをおこないました。11月にもお客様や加盟店様をお呼びした「コメダの森体験イベント」を開催する予定です。もう1つの大きな取り組みは食育授業です。実際に小学校に出向いて、中学生や高校生、大学生に、コメダのサステナビリティ活動の説明をしながら、名古屋の食文化の継承や社会問題や環境問題について一緒に考える授業をおこなっています。



――サステナビリティサイトやSNSも担当されているそうですが、力を入れていることは何でしょう。

小野:コメダにはわたしの入社前から、企業サイトとは別にサステナビリティ専用のサイト(http://komedacomestrue.komeda.co.jp/)がありました。企業サイトの一部としてサステナビリティやCSRのページ作られている会社はたくさん見ていましたが、コメダは独立したサイトを持っていたので、かなり力を入れているんだなと印象深かったです。実際に自分が中に入ってみると、公表されていないサステナビリティ活動がまだまだたくさんあると感じ、もっと外に発信していかなくてはと思いました。今は専用サイトの中の「具体的な活動」の記事とコメダ公式Facebookの隔週での更新を担当しています。今後はアニメーションや動画などで若い人に向けた発信も積極的にしていきたいと思っています。

「くつろぎの持続化」を広げるために

――9/26(日)から始まった「くつろぎの持続化投票」の特徴を教えてください。

小野:コメダのサステナビリティ活動の合言葉「KOMEDA COMES TRUE. with YOU」には「with YOU(みんなで一緒に)」という、サステナビリティに関する取り組みをおこなっていきたいという想いが込められています。この「くつろぎの持続化投票」も、お客様、お取引先様、加盟店様などコメダに関わるみなさんと一緒に取り組みたいという想いから企画しました。
いつも私たちが何気なく飲んでいるコーヒーにはさまざまな課題があり、解決していかなければ、いずれコーヒーが今のように楽しめなくなってしまう可能性があるんです。コーヒー好きの方には重大な問題ですよね。「くつろぎの持続化投票」では、コーヒー産地にまつわる社会や環境課題の解決に貢献する応援プロジェクトを考えました。3つプロジェクトの中で みなさんからの投票数が一番多かったプロジェクトを実施します。


――imperfect表参道でおこなわれるPOP-UPイベントでは、コメダ初のシングルオリジンコーヒーである「プレミアムアイスコーヒーSophia(ソフィア)」が1杯100円で販売されます。

小野: 今回、表参道のカフェでソフィアが100円で飲めるということは、お客様に喜んでいただけるポイントの1つだと思います。この100円はソフィアの代金として頂戴するのではなく、imperfectが農業現場で農家の自立や環境保全に向けて実施するDo well by doing good.の活動資金の一部として充当され、そのお礼としてソフィアをプレゼントさせていただくという仕組みになっています。また、imperfect表参道の店内で「くつろぎの持続化投票」へ投票いただいた方には、コメダオリジナルピンバッジを差し上げています。ぜひご来店ください。

――サステナビリティ推進室のメンバーとして、今後の目標をお聞かせください。

小野:コメダのサステナビリティ活動をどんどん広げていきたいです。お客様向けの発信はもちろんですが、コメダで働く人に向けた発信にも力を入れていきたいと考えています。コメダの社員は450人くらいですが、各店舗で働いているアルバイトの方を含めると何万ものスタッフがいます。これからはコメダが一方的に発信してお客様がそれを受け取っていただくのではなく、コメダに関わっている人たちと想いを一つにし、その想いをスタッフからお客様に自然に伝わるというのが理想的だと思っています。
サステナビリティに関する仕事はとても難しく、誰も正解が分かりません。特に環境問題は一方を立たせると別の一方が立たなくなったり、いくら良くなることをしても別で問題が残ってしまったりと、推進しきれないところもあります。それでも、やらないことには何も変わらないので、まずは始めることが大切だと思っています。

お知らせ

投票期間 9.26日 ▶︎ 12.31金

おいしいコーヒーをいつまでも くつろぎの持続化投票

KOMEDA COMES TRUE.with YOU

詳しくは下記のバナーをクリックしてください

コーヒーにはさまざまな社会課題があり、このまま何も対策おこなわなければ、いずれコーヒーが日常的に飲むことができなくなってしまうかもしれません。この持続化投票では、いつまでもコメダでくつろぎながらコーヒー楽しんでいただくため、コーヒー生産農家を支援する応援プロジェクトを皆様の投票によって、決めて実行します。コメダらしくお客様や生産者の仲間たちと一緒に「くつろぎの持続化」に向けて取り組んでいきます。ぜひ、皆様の投票をお願いします。

Official SNS

芸能人のインタビューや、
サステナブルなトレンド、プレゼント告知など、
世界と社会をよくするきっかけになる
最新情報を発信中!