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サステナブルな社会はひとりでは生み出せない/imperfect株式会社【後編】
サステナブルな社会はひとりでは生み出せない/imperfect株式会社【後編】
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サステナブルな社会はひとりでは生み出せない/imperfect株式会社【後編】

世界と社会をよくする取り組みを始めた企業を紹介する『Doing Good Company』。第2回は企業のサステナビリティ施策の支援やメディア運営、サステナブルな商品の販売などを通じて社会課題の解決に取り組むimperfect株式会社を訪問。後編は浦野代表を変えたイギリスでの経験とメディアの話、imperfectの未来について紹介します。

前編はこちら

撮影/前田一樹 取材・文/水谷美紀

正解がない世界だから、まず行動を

―前編ではimperfectを立ち上げた経緯をうかがいましたが、想いを形にできた理由はどこにあると思いますか。

浦野:imperfectという社名に表れているのかもしれません。サステナビリティに関する課題解決は個社のみで完結するものは少なく、課題に対するアプローチも手探りのものが多いと認識しています。いくら考えても正解に辿り着くことは難しい、考えているうちに時間切れになってしまうとの想いに駆られました。それなら不完全でもいいから、現状を1ミリでも動かすためにとにかく行動しようと思ったのです。人より行動力があるかどうかは自分ではわかりませんが、「実行しない計画はその紙ほどの価値もない」という言葉を自分に言い聞かせ、立てた計画は出来る限り実行することを心がけています。

—英国での生活も今の浦野さんに影響を与えているそうですが、どんなことがあったのでしょう。

浦野:2010年頃の話になりますが、NGO(非政府組織)やNPO(非営利組織)がビジネスの世界に与える影響の大きさを体感する機会に恵まれました。複数の企業が、彼ら/彼女らと正対し、その主張に耳を傾け、企業活動に反映させているところを目にしました。多くのグローバル企業が「倫理的な調達方針」等のサステナビリティに対するコミットメントを発表したのもこの頃だったと記憶しています。

その後、実際にサステナビリティに配慮した商品が多く発売され、市場シェアを伸ばすところを目の当たりにしました。それを見て、近い将来、日本もきっとこうなるだろうと思いましたし、こうなってほしいとも思いました。この経験もimperfectの事業立ち上げにつながっています。

EC、メディア、実店舗から発信

—imperfectを立ち上げて3年目に入りました。今後の展開をお聞かせください。

浦野:この2年で我々のサステナビリティに対する考え方やそれを体現する商品に関して、多数のお客様からご愛顧を頂き、手ごたえを感じています。今後はさらにビジネスを拡大していきたいと思っています。

特に力を入れたいのは、ECサイトの充実です。商品数を増やし、現在のコーヒー・ココア・ナッツを中心とした構成から、食品全般へと広げていければと考えています。最終的にはサステナビリティに配慮したライフスタイルそのものを提案できる企業になりたいと考えています。

多くの方と協業し、サステナビリティ社会の実現へ

—情報メディアも「Do well by doing good.jp」と改名し、全面リニューアルしました。表参道のショップの今後も気になります。

浦野:サステナビリティをもっと身近に感じていただける発信ができないかと考え、2年前に始めた自社WEBマガジン「DOWELL magazine」をこの度全面リニューアルしました。今後もサステナビリティを様々な角度から発信し、一人でも多くの方にサステナビリティを身近に感じるきっかけをご提供できればと考えています。

imperfect表参道店も、大変ありがたいことに幅広いお客様にご支援いただいています。

弊社の究極の願いであるサステナビリティ社会の実現を達成するためには、個社の取り組みだけでは困難であり、個人のお客様はもちろん、他企業の皆さまとのコラボレーションが不可欠だと考えています。

皆さまのサステナビリティ社会への実現に向けた取り組みを広くお伝えするために、imperfect表参道店での共催イベントやリニューアルした「Do well by doing good.jp」での発信という形で貢献できればと考えています。

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