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料理家minokamoの「日々のサステナごはん」
料理家minokamoの「日々のサステナごはん」
COLUMN

料理家minokamoの「日々のサステナごはん」

旬の素材を、できるだけロスなく味わい尽くす。より素材が生きる調理方法を考える。料理に使うエネルギー源と量を意識するーー。 そんなこんなに目配りした「日々のサステナブルなごはん」をご紹介していく連載のはじまりです。レシピを提案してくれるのは、全国各地を巡り、その地の食材や食文化を採り入れながら現代になじむ料理を提案している料理家のminokamo(みのかも)さんです。おいしく、楽しく食べながら、未来につながるごはんを、ぜひ日々の食卓に!

とうもろこしの「ひげ」や皮まで余さずつかう【とうもろこし梅ごはん】

レシピその1

【とうもろこし梅ごはん】

記念すべき連載第1回目に登場するのは、子どもも大人も大好きな、とうもろこし!

旬のとうもろこしを使ったごはんは、プチプチはじけるとうもろこしの爽やかな甘みと、ほんのり梅の香でさっぱりといただけます。

この料理の「サステナ・ポイント」は、とうもろこしの「ひげ」を捨てずにごはんと炊き込み、おにぎりにして、とうもろこしの皮で包むことで、時間がたっても乾かないようにすること。梅のパワーで、痛みにくいのもうれしいところです。

ちなみに「ひげ」の正体は、とうもろこしの「めしべ」。粒のひと粒ひと粒から各々1本ずつひげ=めしべが伸び、そこに花粉がついて受粉します。ひげ=めしべに受粉すると、ひげと結ばれた粒は、しっかり実が詰まっていきます。つまり、ひげが豊かに生えている毛むくじゃらのとうもろこしは、実が詰まっていて、とってもおいしいのです。

さらにいえば、ひげには食物繊維やカリウム、ポリフェノールの一種であるフラボノイドなど、整腸や抗酸化に力を発揮する栄養素がたっぷり含まれています。独特の食感が気になる方は、細かく刻んで炊き込みましょう。

ふっくら炊き上がったごはんは、味つけ控えめで、まさに、おかずと一緒に食べてもちょうどいい「塩梅」。おにぎり単体で食べるときには、軽く塩を効かせて握るのもおすすめです。おにぎりを包むとうもろこしの皮は、もともと実を乾燥させず、みずみずしさをキープする「番人」。おにぎりの風味も食感も、バッチリ守ってくれます。ひげは、短く切ると口当たりがよくなります。

【とうもろこし梅ごはん】レシピ

材料(2~3人分)

とうもろしこし 1本

米 2合

梅ぼし(大) 1個

塩 小さじ1/4(梅の塩分により調整)

水 385cc(水400ccから大さじ1除く。とうもろこしの水分があるため)

つくり方

1 お米はといでザルにあげ、炊飯器に入れて分量の水にひたしておく。

2 とうもろこしは葉を除き、別に分けたひげは半分にカット。とうもろこし本体は、切り口を下にして立て、上から包丁の背で実をこそげ落としていく。

3 とうもろこしのひげは、もし黒い部分があれば取り除き、長さ1cmほどにカット。梅ぼしは荒みじん切りにする。

4 1の米の上に、とうもろこし、ひげ、梅ぼし、梅ぼしの種、分量の塩を入れて炊飯器で普通に炊く。炊きあがったら、梅ぼしの種を除き、全体を混ぜ合わせてできあがり。

※おにぎりを包むとうもろこしの葉は、きれいに洗って内側を酢水(消毒のため)で拭いておく。包んだら、弁当箱やタッパーなどに入れてもいい。とうもろこしの葉は硬く、おにぎりをきっちり包むことはできないものの、向きを揃えてタッパーなどに詰めると葉が安定し、はがれにくくなる。

※とうもろこしの葉は数時間で乾燥してしまうので、使用直前まで水につけておき、乾くのを防ぐ。

minokamo

本名・長尾明子。岐阜県美濃加茂市出身の料理家・写真家・イラストレーター。地のものを活かしたレシピ考案のほか、郷土食の紹介・執筆も手がける。民藝器など、日常の食卓が楽しくなる器使いも提案。東京と岐阜県を拠点にし、食に関するさまざまな活動を展開している。

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