レストランのメニューから、海の環境問題にアプローチ
SDGsという目標が掲げられたことで、問題意識は世界中へ拡散! 各国でさまざまなプロジェクトが立ち上がり、賛同した市民が動き出しています。社会を変えるのは身のまわりから。小さくも偉大な、その一歩を紹介します。今回は、カナダの取り組みをピックアップ!
海の生態系を守る意識を
消費者と分かち合うマーク
カナダ全土で採用されているマーク「オーシャン・ワイズ」。これは、人が食料とするために漁をしても、海の生態系を壊さないとされる魚介類や、環境にやさしい漁獲・養殖方法をとっている魚介類にのみ、つけられるもの。カナダのシーフードレストランのメニューには、このマークがついた料理があり、オーダーする際の目安になっている。
提唱しているのはバンクーバー水族館。現時点で555種の魚貝類を認定し、ウェブサイトで公表。情報をレストランとシェアすることで、活動を広げている。日々の食卓と、地球の環境問題がつながっていることを知らせるプロジェクトで、SDGsナンバー14の「海の豊かさを守ろう」を、メニュー選びという小さなアクションから実践できる。
Ocean Wise seafood.ocean.org/
●情報は、FRaU2019年1月号発売時点のものです。
Coordinate:ARA Professional Travel & Support Inc. Text:Yuka Uchida Edit:Yuka Uchida