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半径10kmぐらいで探すDoWellスポット
半径10kmぐらいで探すDoWellスポット
COLUMN

半径10kmぐらいで探すDoWellスポット

SDGsって結局何をすればいいの?エシカルもカーボンニュートラルも大事なことはわか
るけどいざ実践するのは簡単じゃないよね・・・そんなDoWellとは縁遠い生活を送って
きた筆者(PRプランナー時々母親)が、ふとしたきっかけでDoWellに向き合うことに。
さあ大変、知識も意識も足りない筆者が背伸びせずに身の回りの手の届く範囲でできる
DoWellな事=半径10mのDoWellを紹介するコラムです(ただし今回はお出かけ情報なの
で、10kmに拡大してお届けします)。

行楽シーズン到来!といえど・・・

さて、半径10mのDoWell日記も第2回。当初このコラムの構想時点では、2本目が公開されるのがシルバーウィーク近辺ということもふまえて、日本全国からDoWellなおでかけ&行楽スポットを紹介しようと考えていました。とはいえ、現状では東京をはじめとした多くの都道府県で緊急事態宣言が発令中。デルタ株が猛威を振るい、都道府県境を越えるお出かけはまだまだ先になりそうな状況。

こうした情勢も踏まえ、今回のコラムでは、東京在住の筆者の半径10km程度におさまる最近オープンしたDoWellなお出かけスポットの紹介に路線変更しております。

①自宅からも楽しめるTV局ならではのスポット
TBS×SDGs発信拠点「地球を笑顔にするHOUSE」

今年7月に赤坂にオープンしたのが、TBSが開設する「地球を笑顔にするHOUSE」。2020年から「地球を笑顔にするweek」と題して、SDGsについて国際社会や企業、個人の様々な取り組みを紹介する全社キャンペーンを開始し、2030年までその取り組みを継続することを表明しているTBS。「地球を笑顔にするHOUSE」は、「SDGsを身近に感じ、行動に移すためのきっかけやヒントを得られる場所」となることをめざし、TBSがある赤坂に開設されたSDGsの発信拠点です。SDGsのゴールをテーマにした展示に加えて、週末を中心にワークショップなども開催しています。テレビ局らしい展示としては「美術セットでSDGs」なんてコンテンツも。ドラマやバラエティ番組の撮影にかかせない美術セットのリサイクル・リユースの取り組みを、実際の制作の裏側を交えて紹介しています。テレビを通じて見覚えがある美術セットからSDGsについて知るきっかけを持てる、なかなか興味深い展示です。

また、展示コンテンツは360度カメラでWEBサイト経由でも見ることができ、週末のワークショップもオンラインを通じて配信されているものが多いため自宅にいながらの体験も可能。開設は期間限定で今年の11月7日(日)までの予定です。

スポット名:地球を笑顔にするHOUSE
住所:東京都港区赤坂5-3-1 赤坂Bizタワー SHOPS&DINING 1F
入場料:無料
公式サイト

②都会にいながら様々な野生の生き物たちの生態を学べる「ずかんミュージアム銀座」

続いて。紹介させていただくのが、こちらも今年7月銀座にオープンした“新感覚の体験型施設「ずかんミュージアム銀座(ZUKAN MUSEUM GINZA) powered by 小学館の図鑑NEO」です。「3歳から高学年まで、長く使える本格図鑑」がキャッチフレーズの「小学館の図鑑NEO」シリーズ。地球や自然に関する様々なことを美しいビジュアルと詳しい解説を通じて学ぶことができます。

そんな「小学館の図鑑NEO」に登場する様々な生き物を最新のデジタル技術で再現。ページをめくるのではなく、まるで自分自身が図鑑の中に入り込んだかのような体験ができるのがこの「ずかんミュージアム銀座」です。特徴的なのは、入場者に入り口で渡される「記憶の石」を活用した体験と学びの仕組み。館内の様々なゾーンに生き物が出現するたび、その特徴が「記憶の石」に表示されるとともに、その特徴にあわせて「記憶の石」を操作することで、生き物を捕まえることができます。ちょっとポケモンっぽい感じと言えば伝わるでしょうか?

「ずかんミュージアム銀座」には、内覧会のタイミングで伺ったのですが、普段なかなかリアルな生き物に触れることが少ない子どもたちは新しい生き物を発見するたびに大興奮。「記憶の石」に表示された特徴を、しっかり読み込んで「へぇ~」「すご~い」といった感想をもらしていました。コロナ禍で帰省もできず林間学校も中止になり、自然に触れる機会がますます減っている都会の子どもたちにとっては、野生の生き物の生態に触れ、興味を持つ貴重な入り口になったようです。

スポット名:「ずかんミュージアム銀座 powered by 小学館の図鑑NEO」
住所:東京都中央区銀座5丁目2-1 東急プラザ銀座 6F
入場料:一般料金:大人2500円/中高生1700円/小学生1200円/3歳以上小学生未満900円/3歳未満 無料
※事前チケット購入制、詳しくは公式サイトで
公式サイト

③障がいの有無にかかわらず、ともに遊べるインクルーシブ公園「としまキッズパーク」

最後に紹介するのは2020年9月にオープンした「としまキッズパーク」です。近年再開発が進む池袋駅周辺。豊島区役所の跡地が劇場を備えた複合施設になったり、かつてドラマでその名を轟かせた「池袋西口公園」が野外劇場に生まれ変わったりしています。「としまキッズパーク」がオープンしたのは、そんな池袋の中でもサンシャインシティにほど近い場所。元々硬貨をつくる造幣局だった場所の跡地を再利用した「IKE・SUNPARK(イケ・サンパーク)」に隣接する場所です。

「としまキッズパーク」の特徴は池袋エリアを巡回する小型電気バスIKEBUSと同じデザイナーが手掛けた真っ赤でかわいらしいデザインの遊具や設備の数々、そして障がいのある子もない子も一緒に遊べる「インクルーシブ公園」という点です。インクルーシブ公園とは、障がいにより体が不自由な子や体幹が弱い子や乳児など、誰もが遊ぶことができる遊具や施設がある公園のこと。この「としまキッズパーク」は、車いすに座ったままで遊べる砂場や、自分で体を支えられない子でも遊べる背もたれがついたブランコ、足が絡まりにくい作りの三輪車などが設置されており、随所に子供たちみんなが安全に楽しく遊べる工夫がされています。無料で乗れるミニSLやミニ図書館、おままごとコーナーなどもあり、小さなお子さんと一緒に半日じっくり楽しめそう。

障がいの有無や年齢によって区別されない環境で遊ぶことで、子どもたちにとっては自然にそれが「当たり前」に感じられるでしょうし、大人はインクルーシブな社会づくりに必要な要素などについて改めて認識するきっかけになるかもしれません。現在はコロナ対策もあって、原則予約制(平日は定員に満たない場合、当日受け付けもあり)をとっているので、必ず事前に予約サイトを確認していきましょう。

スポット名:「としまキッズパーク」
住所:東京都豊島区東池袋4丁目42
入場料:無料
※事前予約制
公式予約サイト

文/村木みちる

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