国産食材で海外ごはん!そうめんのパッタイ風 by渡部和泉
ナンプラー不要、お手軽エスニック!
暑い夏に食べたくなるのが、エスニック。現地のスパイスや調味料で本格的に作るのも楽しいけれど、身近な食材だけでもおいしく仕上げられます。今回はこの時期どの家庭にもあるそうめんと常備調味料で作る、タイの国民食「パッタイ」をご紹介!
国産食品を積極的に使うことは、海外からの輸送時にかかるCO2排出量を減らすことにもつながります。
本日のレシピ【そうめんのパッタイ風】
材料(2人前)
・そうめん 2束(100g)
・むきえび 100g
・もやし 1袋(200g)
・香菜 1茎
・ピーナッツ(刻み) 大さじ1
・赤唐辛子(小口切り) 1本分
・にんにく(みじん切り) 1片分
・A (オイスターソース・しょうゆ・酒各大さじ1)
・ごま油大さじ 1と1/2
・レモン 1/2個
作り方
1)そうめんは袋の表示通りに茹で、流水で洗ってからしっかり水分を切ります。ごま油大さじ1をまぶしておきます。
2)フライパンに赤唐辛子・にんにく・残りのごま油を入れて弱火にかけ、温まったらえびを加えます。
3)えびの色が変わったら、もやし・そうめん・合わせたAを順に加え、ザッと炒めます。皿に移し、ざく切りにした香菜とピーナッツをのせ、レモンを搾っていただきます。
4)レモンの酸味がアクセント。なければ酢で代用してもOKです。
本日のおすすめ食材【坂利の手延素麺】
30年以上前から国産小麦100%のそうめんを作ってきた坂利製麺所。子を持つ母親でもあった創業者が、「自分の子供に安心して食べさせたい」との想いではじめたこと。奈良の自然豊かな山奥にある同社では、雑排水はすべてきれいにして川に流す、事業利益の一部を山の再生に回すなど、SDGsにも積極的に取り組んでいます。坂利製麺所(奈良県)
坂利製麺所(奈良県)
https://www1.enekoshop.jp/shop/sakari/
POINT
そうめんをおいしくするコツは、たっぷりの湯で茹でること。麺100gに対して熱湯1.5リットルが目安。中華鍋のような形状だと、吹きこぼれにくいですよ。
薬膳MEMO
そうめんの原料である小麦は、身体の熱を冷まし、心を落ち着かせる食材。夏にそうめんを食べるのは、理にかなっているのですね。
フードコーディネーター、
国際中医薬膳師
漢方薬メーカーや無添加食材宅配会社での勤務を経て、独立。紙媒体・webを中心に活動する。カフェ好きが高じ、素材選びからこだわる薬膳カフェ「cafe mel」をオープン(不定期・予約制)。東京郊外の自然豊かな場所で暮らす。移動手段は自転車がメイン。