この夏こそは、海や大地を汚さないサンスクリーンを選ぶ!
6月8日は、海の豊かさを守るためにできることを考える「世界海洋デー」。そこで本日は、深刻化が進む海洋汚染問題に向け、誰もが取り入れられるアクションとして、海や大地を汚さない夏の必需品を紹介したいと思います。
サンゴの白化を招く「紫外線吸収剤」
私たちの日々の暮らしから生まれる環境汚染には、さまざまな原因がある。生活排水は下水処理場で適切に分解処理されるが、なかには分解されづらい成分も。それがそのまま川や海に流れてしまうことから、環境に与える影響が懸念されているのだ。
「人にやさしいものは、環境にもやさしいはず」という考えのもと、化粧品の開発、販売を行う伯東株式会社は、微生物の生きる知恵を利用した天然由来の発酵原料である保湿成分「アルカリゲネス産生多糖体」の開発に成功。この成分は「界面活性剤を使用せずに乳化ができる」特性を持ち、この技術をベースに「人と地球にやさしい」スキンケアブランド「TAEKO」を展開している。
なかでもこの時期オススメしたいのがサンスクリーン。従来の日焼け止めには紫外線を吸収して肌への浸透を防ぐ「紫外線吸収剤」が使われていることが多いが、TAEKOのプロダクトには使われていない。紫外線吸収剤は、サンゴの白化に影響するとされているからだ。近年、世界各国のビーチでは、紫外線吸収剤が入った日焼け止めの使用を禁止するところが増えている。
また同商品は、紫外線吸収剤だけでなく、シリコンオイル、界面活性剤も不使用なのにSPF50+ PA++++の最高値をキープ。ウォータープルーフのため汗などで落ちにくく、海や山などのアウトドアでも環境に影響を与えづらい。アルカリゲネス産生多糖体により高保湿が期待できるため、日射しによる乾燥を防ぐ日中美容乳液や化粧下地としても使える。
TAEKOは、美しい地球環境を次世代につなぐため、2017年からサンゴ礁の再生事業をサポートしている。年間約2000個体のサンゴを移植するほか、森林組合への寄付や整備作業など、森を守る活動にも力を入れる。
地球規模で考えるとなかなか「自分ごと」として捉えにくい環境問題。私たち生活者にできることは、日々の暮らしのなかで訪れる小さな選択を見直すことだ。「地球にやさしいもの」を選びとることは、環境に配慮したものづくりを行う企業のサポートにもつながるのだ。
photo: 伯東株式会社 edit&text:大森奈奈