LGBTQIA+について学べて、つながれるボードゲーム
国や地域によって違う、世界のジェンダーとダイバーシティ。さまざまな取り組みのなかから、今回は、スウェーデンの事例をピックアップ。
すべての人が差別なく
ゲームを楽しむために。
オンラインゲームをする際、知らない相手と組んで汚い言葉を浴びせられ傷ついたことはないだろうか。逆に、その場を楽しみたいだけなのに、盛り上がって出てしまったひと言が、自分と違う性的指向の人を傷つけてしまったり……。
「人と異なることは、世界中で深刻な差別や偏見を生んでいる。私たちの組織は、クィアであり、かつオタクである人にとって大切な居場所」と語るのは、「QUEERNORDARNA」代表のアモス・パーソン。
差別なく安心して人々との交流を楽しむために、そうした題材を扱うテレビシリーズの視聴パーティーを主催したり、LGBTQIA+の重要なトピックを話し合いながら、ボイスチャットやシミュレーターでボードゲームをプレイして、必要なスキルを教え合う組織を立ち上げた。楽しみながら、社会的つながりや出会いを与えてくれる場所だ。
●情報は、FRaU2021年8月号発売時点のものです。
Coordination:Akiko Frid Text:Asuka Ochi Edit:Asuka Ochi